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過去予測テーマの検証 58号

season image and color

過去予測テーマの検証 58号過去予測テーマの検証 58号

過去のイメージ情報で予測提案したイメージについて、
該当時期に市場や人々の生活にどのようなものがあったか検証しています。


イメージ情報58 for 2011SS 検証リサーチ

2010年4月発刊「イメージ情報」58号2011SSの予測検証

昨年の時点で予測した今年秋冬の時代イメージは現実に登場しているでしょうか、検証してみました。


ビジュアルでご紹介できるよう一部外部サイトへのリンクを利用しております。
’11 YEAR THEME
around the table(アラウンドザテーブル)
的中率:★★★
2011年を通してのテーマとして予測していたのが「around the table(アラウンドザテーブル)」でした。
このテーマは家族をはじめとした人と人のつながりから生まれる温かさを基調としていました。間接的なつながりのネット社会に対する反動や、不況による家庭回帰を意識しています。
イメージカラーはピンクから赤、ベージュ、茶などのナチュラル系など、キーワードは、人と人のつながりの他、本当の幸せ、温かみのある、安心感、手仕事感などでした。
アラウンドザテーブルのイメージ
color 2011年の春にはいり、黄みがかったピンクやコーラルが注目されています。若い女性向けのファッション商品でも目立ち、弊社の行っている定期的な市場色、嗜好色の調査でも反応がアップしています。このテーマの持つ幸せなイメージをよく表しているカラーと言えるでしょう。


■バレンシアガ2011年春の新色

■ボッテガヴェネタ2011春の新色

■ルクルーゼ2011春の新色

fashon スマートフォン用のケースLOAS 木衣(きえ)は薄くスライスした天然木素材に樹脂成型を施した素材で、天然木の香りや手触りが楽しめます。使い込むほどに手になじみ、つやが出て表情が変化するのも天然木ならではでしょう。


■LOAS 木衣(きえ)

shop 2011年1月、表参道ヒルズ近くの住宅街にオープンしたOMOTESANNDO KOFFEE(オモテサンドウコーヒー)は古い民家をリノベーションしたお店です。
テイクアウト中心ながら、縁側のスペースでコーヒーを飲むこともできます。
ほっとする和みのひと時は「アラウンドザテーブル」のイメージにあっているといえます。

シャンパンクーラープロジェクト
■OMOTESANDO KOFFEE ホームページへ


古いものを活かした店舗は他にも登場しています。

2010年12月に青山にオープンしたAesop Aoyama(イソップ アオヤマ)はオーストラリア発のボタニカルスキンケアブランドの日本発の直営路面店です。
この店舗空間は、元は八百屋だったとのことで、古い素材を活かすことで懐かしい温かさが伝わる空間になっています。

AesopAoyama
■Aesop Aoyamaのホームページへ

stay 古民家に泊まるという動きも出てきました。
一棟をまるごと借り切って家族や仲間で泊まるスタイルで、古民家という空間の持つ温かみはもちろん、そこで共に食事をし、寝泊りすることで絆が深まるというわけです。

またwebサイト文通村は手紙のやり取りを安心して行うためのコミュニティサイトとして人気です。
文通村
■文通村ホームページ

個人情報を公開することなく、メールではない手書きの手紙をやりとりするというサービスを展開しています。メールでのコミュニケーションになれた世代には、手書きの文字をつかう温もり感が魅力なのかもしれません。
item 身の回りの細かいアイテムの中にもレトロかわいいかんかくが出てきて注目されています。


■ハイモジモジ Deng on


Deng on は動物の形をしたメモ用紙です。台座の部分をキーボードに差しんで立てられるので、メッセージを見てもらいやすいという商品です。

レトロかわいいといえば、このところ目立つのがマトリョーシカをモチーフにした商品の人気です。
マトリョーシカとコケシの専門店コケーシカ鎌倉もオープンして注目を集めましたし、2011年発売の手帳などにも展開さていました。
また2010年秋以降に発売されているキンチョーの防虫剤、虫コナーズもマトリョーシカをモチーフにしています。


■キンチョー「虫コナーズ クローゼット用」



’11 SS THEME
fair's fair
(フェアーズフェア)
的中率:★★
2011年春夏に向けたテーマの一つ目は「fair's fair(フェアーズフェア)」でした。
「フェアにいこう!」というのがこのテーマの名前です。より人に優しく、公平で公正な社会づくりの精神につながるテーマでした。
公平、配慮、公共性、調和、多様性などがキーワードで、全体のイメージはナチュラル・シックです。
fair'sfairのイメージ
internet 世界最大のSNS、フェイスブックが日本でも大きく注目されるようになったことも、このテーマとの関連を感じます。実名登録制のフェイスブックは、匿名のSNSに比べ信頼度や公共性が高くなっています。


■facebookのページへ



ネット上のワンクリックで手軽に一定額が寄付できるサイトも増えました。その気軽さがポイントでしょうが、困っている人、必要なところに配慮するエシカルな考え方がいっそう広がってきたと考えられます。


■MOTTAINAIブログパーツ

design 人に優しいことがポイントのこのテーマでは、デザイン的にはなめらかでやさしい印象の形状が重要です。この春、ミラノサローネと同時開催されたユーロルーチェに出品されたKUNDALINIの照明「Clover」は美しい曲線がまさにこのテーマにあっていました。他にも似た感覚のデザインが数多く登場しました。
また誰にでも使い安いユニバーサルデザインであるということもポイントになります。
この春、ゲランから発売された口紅は片手で開き、すぐに使えます。口紅にまでユニバーサルな感覚が取り入れられたことは注目すべきでしょう。


■ゲラン ルージュオートマティックのページへ


product フェアーズフェアでは、シリコンのように使う人に優しくフィットする素材に注目していました。

2011年3月にトレードワークスから発売されたキーボードはシリコン素材でできています。95グラムと非常に軽量でくるくると丸めて持ち運べるのが特徴です。


■トレードワークス Bluetooth Silicone Keyboard



ハーマンミラーから5月に発売されたセイルチェアは使う人の身体に気持ちよく添うイスです。
フレームのない背もたれが特徴で、つり橋の原理を応用しているといいます。最小限の素材で最大限の快適さをもたらす思想はこのテーマにマッチしています。


■ハーマンミラー セイルチェア



’11 SS THEME
blaze of day
(ブレイズオブデイ)
的中率:★★
春夏に向けた2つ目のテーマはblaze of day (ブレイズオブデイ)、新興国の活力や、自然の持つ力に注目した、カラフルなリゾート感あふれるテーマでした。
キーワードは爽快感、元気、新興国の活力、自然界のカラフルさ、リフレッシュ などでした。
震災以降、多くの問題や不安から沈滞していると捉えられる今年の春ですが、このイメージに合ったものも登場しています。
blazeofdayのイメージ
fashon 今年春夏のコレクションでは、明るい太陽の下で映える色使いが注目されました。


■左:MARC BY MARC JACOBS
■右:STELLA McCARTNEY

space 2月に東京・代官山にオープンしたモダンメキシカンレストラン「アシエンダ・デル・シエロ」の店内はまさにこのテーマにぴったりの雰囲気です。
アシエンダ・デル・シエロとはスペイン語で空の家という意味。高い天井に外からの明るい光が差し込んでくる店内、さらにテラス席もあり、リゾート感あふれる空間になっています。

グンゼ
■アシエンダ・デル・シエロ

(的中率のみかた ★:やや的中/★★:かなり的中/★★★:ズバリ的中)